加藤進@永遠の旅行者
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【57/61日本縦断自転車の旅】

〈二兎追う者、一兎をも得ず〉

結婚して子どもたちがいて、超ウルトラスーパー幸せな家庭を築き、楽しむという生き方がある。一生独身(あるいは離婚して)で、誰にも気兼ねすることのない勝手気ままで自由で、やりたい放題を楽しむと言う人生がある。どちらもとても幸せな生き方だが、同時に手に入れることは絶対にできない。俺は、それらを順番に手に入れたんだなぁって思う。「二兎追う者、順番に追えば、二兎をも得る すすむ」。朝食後の物思いタイムにて。決して離婚の勧めでは無い。大変危険ですので良い子は真似をしないように。

〈今日のアタック〉

根室→納沙布岬→根室で往復44km。多くの荷物をホテルに預けて、身軽に行くことにした。後ろのカバン、小さくした。

〈日本本土最西端の地、納沙布岬〉

風が強く霧が出て、道のアップダウンも多く、予想以上に難所でした。行きも帰りも大変だった。霧のせいで北方領土は見れなかったけど、資料館も見学し、なんの根拠もなく不法に占拠されてる四島について学びました。ロシアはひどいね。それはさておき、四極達成です。

〈母〉

根室には母が浜中町から迎えにきました。花束まで用意して。日本地図を用意し、毎日、私の居場所を赤ペンで書き記して待っていたようです。親っていうものは…だよね(笑)

〈謝意〉

トータル走行距離は3538kmでした。我ながらよく走り切ったものだと思います。実はスタートして2日目くらいに左足の膝の関節が痛くなりました。「え?断念か?」と思いつつ、貼り薬と塗り薬を買って、様子を見つつ走りました。目的地に到着してから胃酸過多になり、嘔吐し続け、夕食に手をつけられない夜もありました。道中、私を励まし続けたのはSNSの「いいね」や「超いいね」やコメントでした。伴奏者はいません。走るのも泊まるのも一人です。本当です(笑)。長い上り坂や向かい風など、それなりに困難がありましたが、なんだか応援され続けて、やり切ることができました。宗谷岬に行った時には「最南端から最北端まで行ったんだから、これで縦断って言えるから終わってもいんじゃね?」っていう甘い考えが頭をよぎりましたが、4月20日に函館新聞社の取材を受けていて、納沙布まで行くって言っちゃってるしなーと公約実現のために走り続けました。5月9日付のその記事はとても愛に溢れた文章で、ペダルを漕ぐ足に力が入りました。短大の非常勤講師だった時の生徒がサプサイズでプレゼントしてくれたTシャツにも励まされて走りました。洗濯しすぎて色落ちしました(笑)DMもたくさんもらいました。ただ遊んでるだけのおっさんがこんなに応援されて良いのだろうか…もったいない…そんな気持ちで今日まで走りました。Facebookからわざわざ私のブログに飛ぶのは面倒だったと思います。私なら読みません(笑)。みなさん、ありがとうございました。もう、苦しい旅はしない、今はそう決意しています(笑)すぐ忘れるけど(笑)

〈実家の俺の部屋からの夕日〉

〈ブログ、休みます〉

58,59,60の3日間はお休みします。浜中町の実家でゆっくりします。61の浜中から函館に帰る日は輪行の様子を含めブログアップしようと思います。みなさん、ごきげんよう。

以上!

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加藤進(かとうすすむ)

加藤進

Susumu Kato

  • アトム不動産 代表

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