【55/61日本縦断自転車の旅】
〈朝の食堂で〉
俺が泊まった民宿は満室のようだった。全員が労働者。朝7時半には誰もいなくなってた。そして、俺はその朝7時半から朝食にいったら、広い食堂に俺一人になった。「お仕事ですか?」「いえ、遊びです」「ああ、連休が終わってから遊べる状態になったんですね?」「いえ、去年からずーっと遊んでます」。食堂の人も、部屋を掃除する人も、すごいスピードで働いてた。俺は…絶対、働きたくないでござる。
〈函館新聞〉
今朝の函館新聞に加藤進の記事が掲載された。加藤進が元気いっぱいに遊んで暮らしている様子が愛のこもった記事で書かれていた。みんな、函館新聞を読もう!
〈チシマザクラが俺を歓迎〉
日本一遅咲きのチシマザクラが9日に開花宣言を受け、12日に満開を迎えるらしい。全ては加藤進のためにあるな。怖いくらいついてる。
https://www.nemuro-kankou.com/tourism/cherryblossom/
〈今日の花〉
〈美幌峠〉
10kmを超える、延々続く上り坂はなかなかすごかった。気温は20度、上半身裸で自転車漕いだ。峠の展望台は絶景だった。YouTubeの係長をお待ちください。
〈ランチにて〉
ランチはしないリズムになっていたが、峠越えで消耗したようで空腹を感じ、レストランに入った。少しだけ会話になって、自転車のことを話したら、これ食べて頑張ってねってランチにお菓子を添えてくれた。帰り際にはおじさんが出てきて、「何かあげたいんだけど、何にもなくてさ、これ、お土産に持っていって」って、写真のウチワを持ってきた。網走刑務所って書いてるし。私は丁寧に断った。「今、自転車で、なるべく軽くしたいんです」「いや、本当にいらないんです」って。でも、「いーから、いーから遠慮すんなって」って屈託のない笑顔で押し付けるわけよ。もらってきた_| ̄|○。塩キャラメル、美味かった。
〈宿にて〉
自転車で来たことを話したら、「これで元気出して、明日も頑張ってね」ってくれた。別海の人は旅人に何かモノをプレゼントするってのが文化なのかな。だとしたら、いい街だな。
〈晴山紋音さん〉
自転車の旅では毎日NHKのニュース7を見て最後の天気予報を真剣に見てきたが、すっかりこの気象予報士の晴山さんのファンになった。一所懸命さが伝わってきて楽しい。彼女が休みの日はベテランで上手なんだけどつまんない。余談だが、生まれてこのかた、NHKの受信料は払ったことがない。晴山さん、ゴメンね。
〈今日の走り〉
〈明日の走り〉
根室市までの87km。平坦な道を晴天の中で走れそうだ。あと2日で完了。
以上!