ガソリンスタンドの価格競争
これほど熾烈な価格のたたかいはないように思う。
レギュラーの函館での最安値は108円くらい。一般的には128円くらいだろうか。
108円のスタンドは車が歩道・車道にまであふれている。128円のスタンドは朝から夜までの営業時間のうちに何台が入るのだろうか・・・。
規制緩和の嵐で、とにかく競争を自由にやらせるという政策がとられてきている。これは消費者にとって良い事のようにとらえられているが、社会を崩壊に導く可能性を秘めている。
価格を下げるために賃金カット、労働条件の改悪、合理化という名の解雇が横行する。ガソリンスタンドで言えば「セルフ」が主流となり、労働者の雇用の場が減っている。
私は自由競争は全否定しない。しかし、政府による規制はバンバンやるべきだと思う。
たとえば、
① サービス残業はさせない。
② 残業・休日出勤・深夜労働などには適正な割増賃金を払わせる
③ 期間・契約・パートなど不安定雇用には常用労働者よりも割り増し賃金とする
④ 雇用に関する法律違反については罰則を強化する
などである。
「やすけりゃいいんだ」という思想を消費者も考え直すべきではないだろうか。
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