年齢制限撤廃の愚
お上というものは本当に愚かで、杓子定規で、付き合いきれない。
企業が求人する際に年齢制限を記述できなくなった。これは本当に迷惑な話だ。ハローワークも求人誌も企業も困っている。
当社の場合、「青年に明るい未来を」っていう思想もあり、20歳から40歳までしか採用しない。40歳以上の場合も緩和するのは44歳まで。それもよっぽどスキルが高い場合じゃないと採用しない。その人を一人採用するということは、青年の採用枠が一つ減ることになる。
年齢制限しない場合、高齢者からの応募が殺到する。1:3くらいで高齢者からの応募が来る。高齢者は若者と違って、一生懸命、丁寧に履歴書、職務経歴書を書いてくれる。また、若者と違って、人生が長いので、職務経歴書なども長文になる。このような丁寧な書類を年齢を見ただけで返送するという手続きに入る。高齢者の想いを踏みにじり、余計な郵送料支出にもつながる。
こうしたことから、10月からは「履歴書・職務経歴書を郵送ください」から、「まずは担当にお電話ください」にした。書類準備の苦労の前にお断りするのだ。それもひどい話だが、40歳以上の人は人生の半分を有権者として過ごし、選挙によってそういう社会づくりをしてきたのだからしょうがないのだ。
ちょっと言葉が足りなく、私の真意がうまく伝わらないが、求人の際の年齢制限撤廃は○○○○(放送禁止)ぐらい愚かな制度だと思う。