ごめんね・・・その3
実はこれが本題だったりする。我が家の娘は謝らない。とにかく「ごめんね」が言えない。もうすぐ4歳になる。小学校にあがる前の子どもはとにかく親から「ごめんねは?」と促されると条件反射的に「ごめんなさい」というものであろう。それにしても我が家の娘は謝らない。
娘には話せない言葉はない。「おはようございます」「こんにちは」などは初対面の人、すれ違うだけの人にも率先して挨拶をする。空想の物語も語るし、「えー、そんなー」などと女子高生のようにもなる。とにかく話せない言葉はない。なのに、「ごめんね」の一言は言わない。相当な頑固者だ。
明確に悪いのに謝らないのは保身である。非を認めたくないのである。それって高等な心情じゃないのだろうか。4歳弱の少女にそんなに高いプライドがあるのだろうか。
この現象を非常にマズイというふうに考えることもできるだろう。
私は気高いというか誇り高いと言うか人間の尊厳と言うか、とにかくかっこいいと思っている。
将来が楽しみだ。
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