最後までGood名古屋
函館行きの飛行機に乗った。95%くらいの搭乗率だったように思う。私は前から8番目の通路側の席だった。窓側に50歳くらいの女性。その隣にその人のお母さんらしい人。ちょっとおしゃべりがうるさくなりそうな気がしていた。
そもそも私の嫌いなシチュエーションの一つに、肘掛を共有するというのがある。飛行機でも映画館でも、イスとイスの間に1本の細い肘掛しかないばあいがある。あれが嫌だ。私はイスにはうるさいのだ。
私は心の中で「俺、この席、いやだな。どこかに席、余ってないかな。となりに人が座らない席がいいな。今度、客室乗務員が通りかかったら、空いている席に移ってもいいかって質問してみよう」と考えていた。
その、考えていたまさにその時、私に視線をおくる客室乗務員がいた。若くて美人な人だったから、視線をそらそうかどうしようか迷っていたら、そのまま彼女は私のほうに近づいてきた。そして私の目の高さに視線を合わせてから、「お客様、あちらに広いスペースの席が空いておりますが、移られますか」って言ったからびっくりした。
「うわー、びっくりしたー。ねー、どうしてわかったの? いま、まさに席を移りたいなーって思ってたんだよ。あなた、すごいわ。」
って言って、席を移動させてもらった。
お陰さまで、超快適な空の旅となった。その席は足も伸ばせるような場所だった。
それにしても、席を移りたそうな人なんてほかにもいっぱいいただろうに・・・どうしてまっすぐ俺なんだろう。
あの女性は絶対に俺に気があるんだ。
そう勘違いすることにして、名古屋の旅(客観的には出張)を終えた。
俺は名古屋で何をしてきたんだろう・・・。(爆)
名古屋名物 ひつまぶし
これ、どうしても「ひまつぶし」って読んでしまうんだけど、そうじゃないから。
名古屋の思い出に中部国際空港で名古屋名物ひつまぶしを注文した。うなぎをいろんな方法で食べるというものだ。2400円もするので、ちょっぴり悩んだが、名古屋があまりにも楽しかったので、楽しいついでに思い切ってみた。
これがまた絶品である。たまらなく美味しかった。
名古屋はすばらしい。
世界の山ちゃん
名古屋には「世界の山ちゃん」という店がある。
めっちゃくちゃ忙しい取引先のめっちゃくちゃ忙しい人が、わざわざ私を食事に案内してくれた。夜8時半に待ち合わせ、11時過ぎまで・・・どちらかというと、仕事とはまったく関係の無い話をしながら、とても楽しく過ごさせていただいた。
そのお店がこの「世界の山ちゃん」である。名古屋にはあっちこっちにこの店がある。この店の手羽先がたまらなく美味しい。気が遠くなりそうだったし、忘れられない味になってしまった。
この文章を書き終わったら、ネットで探して取り寄せるような気がする。
ただ、一つ気になったことがある。席に案内する人から、注文をとりに来る人から、清算をする人まで、全員が中国人だった。
やっぱり名古屋は違うな・・・。