職業に貴賎なし
私は「職業に貴賎なし」って言う言葉を、建前の言葉だと考えていました。だって、尊い職業ってあるでしょって思っていた。
例えば「先生」と呼ばれる医者、代議士、教員、弁護士など。
あとは「士」の付く、税理士、司法書士など。
でも前述した職をもつ人たちの中にも貴賎ってあるんだよね。何をするのかで決まる。職業に貴賎があるんじゃなく、人間に貴賎があるんだよね。
これに気が付いたのは日高晤朗さんの言葉からだ。日高さんが若いころ、ある「いい役」をもらって、喜んでいたら、「悪い役」に変更されて、落ち込んでいるところに、「あんさん、芝居にはね、いい役や悪い役は無いんだよ。いい役者と悪い役者があるだけ。」
感動したね。
うちの会社にもいろんなポジションがある。コールセンターならSV、SSV、一次、みのり側責任者、WMならデザイナー、テキスト担当者、管理者、他にも経理をするもの、人事を担当するもの、カスタマーサポートを担当するもの、家電量販店でパソコンのトラブルシューティングをするもの、それぞれの人間がそれぞれのポジションでプロとして最高の仕事をすれば、それは貴いことなんだな。
職業に貴賎なし・・・実はそういう深い意味が・・・建前じゃない意味がある・・・って理解した。最近。