加藤進@永遠の旅行者
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駒大苫小牧高校 学校長様

今日、学校長にFAXを送った。以下全文
駒澤大学附属苫小牧高等学校
学校長 篠原 勝昌 様
            要望
  球児たちの名誉を最優先に事にあたってください。
 函館で事業を営むものです。貴校の日ごろからの教育に対する努力に対し、心から敬意を表するものです。ホームページも見ましたが、本当に優れた実践がされている高校だと思いますし、甲子園に出場するだけでなく、優勝まで勝ち取るなどという事は、中途半端なことではなく、まさに日本一の教育実践がなされているものと、思います。
 このたびの「暴力事件」によって、これまでの実践の全てが否定されるものではなく、たった今からでも適切な処理ができれば、学校の名誉も、そしてまた何よりも生徒たちの名誉も守られるものと思います。その点で、最高責任者である学校長に対し、エールをおくるものです。
 このたびの「暴力事件」ですが、言うまでも無く、まず第一に事実関係を詳細に調査し、プライバシー部分はともかく、公にした上での謝罪が急務と思います。学校長が最高責任者としてその先頭に立つ事が重要です。学校長がしかるべき仕事をすれば、辞任する必要はないと思います。しかし、この処理ができないようでは、幕引きを余儀なくされます。粛々と責務を果たして欲しいです。
 また、事の本質ですが、次の2点に尽きると思います
① 野球部長が生徒に対し暴力を振るったという問題。
② その問題を隠蔽してしまったという問題。
 この2点の共通点は生徒に罪はないという事です。あらゆるマスメディアを通し、この「生徒に罪は無い、全て大人たちの責任」であることを明確に打ち出していただきたいのです。とりわけ、暴力を受けた生徒が暴力で向かっていかなかった姿勢は賞賛に値するものと思います。甲子園出場校の球児として歯をくいしばって耐えたのだと思います。
 上記のようにして責任の所在を明らかにし、正すべきところを正す、責任を取るべきところは責任を取る・・・そういう作業になってくると思います。暴力を振るった人は当然ですが、事実を知りながら適切な対処ができなかった大人たちについても速やかに処分を決定すべきです。
 そのような道筋をしっかりとつけて、高野連に対しても、「生徒に罪はありません。全責任は大人たちにあります」という姿勢で対応していただきたいと思います。
 暴力を振るった人以外は辞職する必要はないと考えています。大切な事は2度と繰り返さない事です。貴校は北海道にとってかけがいの無い高校です。名誉ある高校です。道民もその多くは応援していると思います。どうか、真正面から誠実に事にあたってください。
2005年8月24日

posted by かとうすすむ  日記  コメント (1)

コメント

  1. 加藤弘二 より:

    高野連で検討されることになるが、出発点も着地点も加藤進君が言っている通りです。ぜひこのような結論になることを期待しています。北海道にこんなにしっかりした考えを持っている人がいることを知ってうれしく思います。
     処罰の対象は、その他に学校長でしょうね。「タバコも暴力も許さない教職員集団作り」と生徒会による全校討議で「タバコも暴力の無い学校決議」を毎年4月一杯かけて結論を出すこと。そのような取り組みができていなかったように思います。そこに欠点があったから、学校長は責任を取るべきでしょう。

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