加藤進の子育て実践④-教えない
これは、加藤進は知らなかった事だ。大学の4年間で保育について学んだ妻から学んだ事だ。
① 文字は小学校で習うまで教えてはいけない。
② 絵は大人がリードして書かせてはいけない。
親には子どもの成長を急がせる癖がある。「這えば立て、立てば歩めの親心」でしたっけ。ちがったらごめんなさい。3歳でひらがな全部が読めるようになったり・・・それは私に対しては自慢になりません。「かわいそうに・・・」となります。文字を知らない時にしかない自由で豊かな感性を磨くには、文字を教えてはならないのです。私の娘の名前はひらがな2文字だし、画数もたった3つです。しかし、絶対に教えません。彼女にとって、文字はまだ絵でしかないのです。そういう状態はたった6年しかありません。そういう6年を大切にしてやることが重要なようです。
絵もそうです。大人が書くとそれを真似してしまいます。大人の感性で書かせてはダメなのです。子どもの感性で書かせます。最初は頭しかありません。頭からいきなり足が生えたり、手が生えたり、胴が認識されるのはずうっと後のことです。そのように、子どもが外界をどのくらい認識しているかを探るのに絵は重要で、一切の大人による干渉を排除して書かせるべきです。
大人はどうしても、となりで、「あれ、手は無いのかなー。あれ、足は無いのかなー」、「眉毛は?」「靴は」などと誘導しがちです。ぜったい辞めるべきです。
この事を知らないうちに、私は眉毛を教えてしまいました。すると犬だろうと猫だろうと、とにかく眉毛を書きます。大人の影響力は怖いし、子どもは頭がいいので、すぐに覚えてしまいます。
字を教えない。絵を教えない。教えない事も重要な教育なんだな。
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