骨髄バンクのドナー登録
昨日、3月4日、私は函館地方法人会青年部会主催の特別講演会に参加してきました。そこでは、全国骨髄バンク推進連絡協議会の大谷貴子さんが約2時間の講演をされました。骨髄バンクへのドナー登録は2回くらい資料を取り寄せた事があるのですが、無茶苦茶痛いという偏見を持っていてふみ出せませんでした。どんな偏見か紹介します。
「屈強な男3人くらいで押さえつけ、麻酔もしない中で、脊椎に太い注射を射す」
これを承知で行く人ってえらいなーって思っていました。
昨日の講演でこれが偏見である事を知り、講演にも感銘を受けたので、早速夜のうちに函館でのドナー登録の機関を調べ、午前のうちに行ってきました。
ドナー登録は身分証明書もいりません。
① 書類に記入
② 血の検査
③ 5ccの採血
以上でした。もっと早くに登録しておけばよかったと後悔しきり。俺のドナー登録の遅れで何人かが命を落としたかもしれない・・・などと思い込みながら、帰って来ました。
この話には続きが・・・。このドナー登録の会場は日乃出町にある血液センターだったのです。通常は献血を受け付けている会場。私は注射が嫌い・・・ただそれだけの理由で今まで1度も献血をしたことがありませんでした。何度かチャンスはありました。大学に合格したら献血しよう・・・大学には落ちました。20歳になったら献血しよう・・・気が付いたら21歳でした。教員採用試験に合格したら献血しよう・・・採用試験に落ちました。そうして36歳と3ヶ月が過ぎたのです。針を射す回数はドナー登録と合わせても2回と確認し、意を決して(相手は女性なので「俺は怖くないよ」っていう顔をしながら)手続きしました。
ドクターは血圧を測りながら、「君の血圧は最高にいいねー。この数字、覚えておくといいよ。上が106、下が70」などと褒めてくれます。血液の検査をしていた看護士も、「濃くてとてもいい血です、200じゃなく、400CCでいけますよ」と褒めてくれます。
献血中の看護士も「あれ、もう半分終わった。いやー、太くていい血管だわ」と褒めてくれます。私は400mlの血液を提供したのですが、アイスココアをいただき、BOXティッシュをいただき、ジュース2本をいただき、台所用品をいただき、帰って来ました。
「20歳の献血」・・・16年遅れで、大人になりました!!
法人会青年部と大谷貴子さんに感謝!
あと、励ましてくれた血液センターのスタッフにも感謝。
大谷貴子です。函館では皆さんにお世話になりました。そして、帰宅をしたら、加藤さんのドナー登録のことを骨髄バンクの電子掲示板で知り、感激!本当にありがとうございます。加藤さんの熱い思いは全国にいらっしゃる患者さんの励みになります。本当に、本当に、ありがとうございます。加藤さんの日記も公開しておられることを知り、訪問させていただきました。「16年遅れで大人になりました」にも感動しました。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。心よりの感謝をこめて。大谷貴子でした。