TPPに反対する集会
2月14日13時から北斗市のかなでーるで「TPPから食と地域を守る道南地域総決起大会」が開催された。私はこの事を新聞記事で事前に知り、これは重大だな・・・って考えて参加した。
会場には30分前に到着したが、すでに駐車場が満杯だった。1000人入る大ホールはいっぱいで、第2会場として小ホールも用意されていたが、とにかくものすごい人だった。
私は農協でも漁協でも林業でも行政役人でもないので、しょうがなく「一般」で手続きを行った。「一般の方は第2会場へどうぞ」と言われ、第2会場に行ったが、目の前には大きなスクリーンで大ホールが映し出されているだけで、臨場感が無い。
「折角来たのに、これじゃあ、元気がでないわ」と考えた私は、大ホールに移動し、一番良い席である、「取引業者」という看板を見つけて、そこに席をとった。
最初の50分は酪農学園大学の中原准一教授の基調講演だった。これがまたすばらしい。わかりやすい感動的なお話だった。
来賓もすごかった。国会議員が二人。道議会議員がいっぱい。市町村長もいっぱい。市議会議員もいっぱい。役人たちもいっぱいきていた。
すごいなー、さすが政治家だなーって思えたのは北海道8区選出の逢坂衆議院議員だ。
彼は鳩ポッポ時代には内閣総理補佐官である。菅改造内閣では総務大臣政務官である。
政権党のそんな中枢のポストについていながら、この大会に顔を出せること自体がすごい。
しかも、彼は「結論から言うと反対です」って明確に言いました。
その時、俺が一番最初に拍手しました。
でも、本日付の彼のオフィシャルサイトでは、「反対」に触れていません。
彼のブログの記事
政治家ってすごいな。
そして彼は、手当たり次第に握手してまわっていました。大会実行委員長とは3回も4回も壇上で握手していました。本当に見苦しかったです。東京でやってることと函館でやってることがちがうべ。
大会の終盤、若い農業者と若い漁業者の決意表明がありました。GDPで1.5%の我々が日本の食糧の40%自給率をになってるんだっていう自信と誇りに満ちた発言に、俺は目頭が熱くなったね。
菅政権っていうのはアメリカの傀儡(かいらい)政権になってるね。アメリカが消費税って言えば、消費税だし、イラクって言えばイラクだし、沖縄に基地って言えば、そうなるし(まだなってない! がんばれ沖縄!)、TPPって言えばTPPだし。
民主党政権・・・夏までもたないべ。
とにかく、右も左も北海道民はこぞってTPP反対だってことがわかったわ。
民衆の力はすごいわ。逢坂もますます困ったべ。
逢坂じゃなくてさ、もう一人の国会議員にあいさつさせればもっと良かったのに。
そこまでの勇気はないんだよな。この主催団体には・・・。ま、これからだな。
釧根では、2月20日(日)に「農林漁業と地域経済を考えるシンポジュウム」が予定されています。主催団体は農民・消費者など個人で作る「実行委員会」です。釧根の全ての市町村が後援団体になり、30以上もの産業団体が協賛する集会となっています。主催団体は全ての政党に案内状を出し、北海道選出の国会議員に挨拶をしていただくようにしました。割り当て時間は30分で、5人の参加の場合は一人6分などと決めていました。出席の連絡を受けているのは自民党の伊東良孝氏と共産党の紙 智子氏の二人だけでした。二人ですからお一人15分間話せます。今から楽しみにしています。
さて逢坂氏と同じ民主党で地元選出の女性代議士は欠席の連絡です。TPPを強引に進めようとする政権であれば、参加して堂々と国民に説明する責任があると思うのだが「来れません」とは。
逢坂氏のように上手に立ち回ることが出来ないのでしょう。民主党を離党して「反対」を言うのが正当と選挙民は強く思ってます。