映画『出口のない海』
【重要な注意】
この映画を見た人だけが読んでください。
これから見ようと思う人は下記を絶対に読まないでください。
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人間魚雷「回天」が出てくる映画であるが、敵艦に体当たりすれば投げ出す命は無駄ではない・・・という「考え方」がある。映画の中でも1艇の回天が敵艦に命中するシーンがあるが、その瞬間、捨てる命が役立ったとちょっと思う自分がいた。しかし、映画の中で「敵を見た事があるか」という問いかけがある。敵艦にも人間が乗り、その人には家族もある。
主人公は敵艦に命中することなく、訓練中に回天の「事故」で死んでしまう。彼は敵艦への体当たりを避け、事故を選んだのだろうか・・・。
ここのところが深いなーって思う。
映画の日 満喫
毎月1日は映画の日だ。おそらく半年振りくらいにいよいよ我慢できなくなり映画館に行ってきた。妻がおにぎりを2個にぎってくれた。涙拭き用のトイレットペーパー(使いかけ)とお金を持って、いざシネマアイリスへ。
朝9時半から15時半まで3本6時間見た。トイレットペーパーは涙で使い切った。
『出口のない海』
戦争を美化する映画かと思って前日に調べたら脚本に山田洋二の名前があったので、安心して見に行った。戦争が本当に緻密に仕組まれ、大学生が志願していく姿が本当に痛ましかった。戦争・軍隊は本当におろかだと思った。人類の英知はもっと高いところに届くべきだ。日本においては防衛庁が防衛省に昇格される法案が衆議院をとおった。自民・公明・民主の賛成だ。大政翼賛会だ。大学生に見てもらいたい映画だ。もう一回みたい。
『フラガール』
前述の映画よりも涙がいっぱい出た。炭鉱とハワイ。・・・なんて書いていいかわからないが、いい映画だった。心が震えた。
蒼井優っていう人、美しかったなー。監督の指導力かな・・・。それぞれの俳優のよさが引き立っていたと思う。映像も美しかった。
炭鉱の経営と労働者のことについても考えさせられた。
他に原田知世が出ている映画も見たが、取るに足りなかった。戦争を描く映画として、原田知世は美しすぎる。キャスティングミスかな。
嗚呼、映画はすばらしい。毎日映画を見て暮らしたい。映画見るのが仕事だったらどんなにいいだろうか・・・。