想い出の床屋
以前、ひどい床屋に出会ったことがある。お気に入りの床屋が定休日だったので、我慢できずに近所の床屋に行った。ディスカウントの床屋だ。
席に着いてから、どうも私の頭に対する取り扱いがいやだった。
私:もっと丁寧にやってもらえないですか。
店:こういうルールのお店ですから。
私:お金を倍払うから時間も倍にして丁寧にやってもらえないだろうか。
店:できません。こういうルールのお店ですから。
私:じゃ、帰るわ。これで終わってくれ。
店:え? このままでいいんですか?
私:いい。これ以上、触れて欲しくない。
かくして、私はカット途中の頭で帰ってきました。
しかも、ちゃんと正規の値段を支払ってきました。
今日、不動産の情報をネットで検索していたら、その店が賃貸物件になっていた。昭和タウンプラザの店舗だ。
お店のシステムとお客のニーズと、臨機応変が大事だな。学んだぜ。
結婚式
元社員の結婚式に参列させてもらった。カトリック元町教会という由緒ある教会での式だった。正確には「結婚誓約式」と式次第にはあった。
バージンロードを新郎が先に進み、道の途中で振り返って待つ
新婦が父親に手を引かれて後に続き、新郎の近くで礼
娘が父親の腕を離れ、新郎とすすんでいく。
「娘は誰にも渡さん!!」そう決意を新たにする私であった。
腕時計
私はものをなくす。腕時計なんて何回買ったかわからない。めがねだって何回買ったかわからない。そういう事から長期にわたって私の時計は携帯電話であった。まるで大学生だ。(大学生にはそういう人が多い)
ところが、携帯電話を機種変更したら、いちいちフタを開けないと時計の確認ができない。まいった。機種変更するたびに反省するのだが、やっぱりちゃんと吟味しなければならない。「俺に似合いそうなのを選んでください」なんて毎回言ってるからダメなんだよな。
で、本題だが、3万円くらいの時計を買おうと密かに考えていた。妻へのいいわけも考え中だった。昨日、空港へ人を迎えに行き、飛行機の到着時刻が5分遅れたのをチャンスとばかりに、空港内のショップに時計を探しに行った。成田空港にはブルガリがあったし、きっと高級な時計を置いているだろうと思ったら、安い時計ばかりだった。安心して高級そうに見える低価格な腕時計を買ってきた。
子どもたちには好評である。
妻に見せて「いくらだと思う?」って聞いたら、1000円と言い放った。
時計を見る目と男を見る目は確かである。
正解は1050円だった。
すごい人って誰?
会社に行ってもお客様のところに行っても市役所の職員に会っても「あの、すごい人って誰ですか」って聞かれる。かなり楽しい気分になる。あ、実の母親からも聞かれた。みんな私のブログのファンである。私のブログの読者は1日200件ってとこである。あのすごい人のブログは1日5000件だそうだ。
やっぱりすごい人っていうのはすごいな。
直接質問してくれた馴染みの人には正解を教えています。「へー、すごいですねー」っていう反応が楽しい。
妻の母だけがピタリとあてた。さすがである。
新卒採用Ⅱ
去った25日に内定書授与式を行った。市の産業支援センターの当社の部屋に入り、普段は開けっ放しにしているドアをおもむろに締めて、「では、これからセレモニーを始めますので、全員起立してください。○○さん、前へどうぞ」
12名の社員の笑顔が見守る中、未来大4年生の彼は所定の位置についた。
内定通知書
2006年6月8日に行われた採用試験の結果、ならびにアルバイト期間における業務遂行状況から、貴殿のもつ高い能力とさらに伸びるであろう可能性の高さを認め、現在在籍中の公立はこだて未来大学を2007年3月に卒業することを条件に2007年4月1日より、貴殿を正式に当社社員・WEBデザイナーとして迎えることを内定いたしましたので、ここに通知いたします。
2006年7月25日
有限会社みのり
代表取締役 加藤進
言うまでもなく、一番感動したのは加藤進であった。
内定通知書はわざわざ額縁に入れてから渡した。