【フィリピン・タウィタウィ4/4】
〈さあ金曜日だ〉
金曜日は週に一度、糖尿病の薬を飲む日。「治療してるぞ」っていう気分になれる日。という事で、はりきって薬を用意したら先週の分も出てきた。どうやら飲み忘れのようだ。すっかりボケ老人。いや、冗談じゃなしに、働かなくなると、こんな風にボケ老人になっていくんじゃないだろうか。よし、みんなに、迷惑かけながら長生きしてやるぞ!
〈値段〉
手作りのドーナツ5ペソ。アイスキャンディー7ペソ。350mlの水12ペソ。魚一匹焼いたやつ50ペソ。それなのにスキューバダイビングは6000ペソ。2.5倍で日本円だ。朝、ドーナツ3つ買った。フィフティと言われて50ペソ出したらお釣りが来た。まさかのフィフティーンだった。温かくて出来立ての手作りドーナツ。
〈お掃除の日〉
今朝6時に起きて散歩したらみーんなでお掃除してた。「だったら、普段から捨てなきゃいいのに」って思った。フィリピンの人はパラワンの人を除いて、みーんな地球をゴミ箱だと思ってて、何でもかんでもその辺に捨てる。世界中の海洋ゴミの6割くらいはフィリピンが、原因じゃないかと思う。あと、地球温暖化ガスも出しまくりだよね。こんな片田舎でもものすごい排気ガスだ。
〈ボンガオ山〉
今日はトライシクルをチャーターして楽しんだ。Mr.Saidがドライバーだ。最初にサンガサンガ島をドライブしたが特に見るところもなく、ボンガオ山に行き先を変えた。麓ではセキュリティの人が「日本人初めて見た。一緒に写真を撮ってくれ」というので、彼のカメラで撮った上で、「私のカメラでもお願いします」と珍しく社交辞令してみた。彼はその上でパスポートはあるか?と聞いてきて、「パスポートは持ってきてないがフィリピンのIDカードならある」って言ったら写真を撮ってしっかり仕事してた。山からの景色は素晴らしいものだった。途中で猿もたくさん居たが、動画が出るのを待って欲しい。
〈疑問と答え〉
Mr.Saidに質問した。「あちこちに牛がいるけど、あれは食べるの?ミルクを取るの?働かせるの?」「食べるんだよ。俺も二頭所有してるよ」。「あちこちにヤギがいるけど、あれは?街中でヤギ料理は見たことないけど」「あれも食べるんだよ。家庭料理だね」。「海の上に建ってる家、あれのトイレはどうなってるの?」「海にダイレクトだよ」。牛やヤギや海の上の家は動画をお待ちください。
〈滑走路にて〉
午前しか使わない滑走路は自由に入っていいらしい。ジョギングする人もいる。とても広いし天気もいいし風も爽やかだし、いい気分だった。
〈おじいちゃんだよ〉
Mr.Saidの家でランチした。フィリピノランチ。そこで2時間くらい楽しく過ごした。抱いているのはMr.Saidの子どもだが、こんなに可愛くて男の子だ。
〈かけひき〉
「トライシクル、1日チャーターしていくら?」って聞いたら、「お前に任せるよ」って言われるし、「ホテルから空港までいくらだ?」って聞いても、「お前に任せるよ」って言われるんだよね。これが辛いわ。友だちだから、金額は関係ないって考えているのか、任せた方が相場よりいっぱいもらえると考えているのか…。とにかく、相場というのは必ずある。任された時に、その相場より高すぎても低すぎてもならない。相場の一割増くらいを計算できると日本人代表としては合格だと思うのだが。今日は朝7時から14時まで付き合ってもらいつつ、実際にトライシクルで走ったのは25kmくらい。山登りを一緒にしてもらったのは申し訳なかった。そんな感じで俺が支払ったのは1500ペソだ。何となく固まってる気がしたので「少ないか?」って聞いたら、「いや、ありがとう」って言ってた。うーん。微妙だが、いーや。
〈ネットに繋がらない〉
インターネットに接続する目的で、今朝は6時に起きて、電波が1番届く場所に行ったが繋がらない。一時間に一回くらいアクセスしても繋がらない。携帯ショップに見せに行ったら「この島は繋がらない島なんだよね。しかも、iPhoneはよく繋がらなくなるんだ」と暴言を吐きつつ、「お店のWi-Fiに繋いであげるから好きなだけ使っていって」と優しいお言葉。しかし、それも遅い。生きてる証として、昨日のブログ一本だけはアップしたが、明日の飛行機のセブパシフィックのサイトにも繋がらない。ほとんど何もできないまま帰ってきた。
〈フルーツが好きだ〉
今回の旅ではかなり悩んだ上で果物ナイフを持ってこなかった。機内持ち込みができないのと自転車とセットにできないっていうのが理由。マンゴーも食べたいしパイナップルも食べたいがなかやかチャンスがなかった。「よし、カットされてるパイナップルがあったら買うぞ」って決意してマーケットに突入したら、あった。小さい方が30で大きい方が50って事だったので、思い切って大きいの二個を購入。「お兄ちゃん、買いっぷりが男前だねぇ」のような顔をしながら小さい袋も入れてくれた。たった100ペソの買い物でこんなに楽しい。
〈夕食〉
フィリピン風バーベキュー三昧してきた。肉だらけ。しかも、うまい店だった。
〈最後の夜〉
アイスを売るでかい箱があったので、一番人気はどれ?って聞いたら「これ、85ペソ。二番人気がその隣で35ペソ」って言われたので、「これをくれ」と85ペソを選んだ。うーん。リッチだ!
〈2度目のTAWI-TAWIを終えて〉
日本人が1人もいないってのが、すごい。英語が通じるから困らない。食べ物はうまいものは少ないし、デートするような素敵なレストランもない。次回はスクーターをレンタルしたり、船で別の島に渡ってもっと危険を楽しんでみようかと思うが、何よりもネックなのがインターネット回線だな。さて、明日からボラカイだ。リゾートするんだ!
〈この投稿について〉
昨日のものですが、マニラの空後でネット環境をゲットし、現地時間の15:43に投稿します。
以上
【フィリピン・タウィタウィ3/4】
〈今日は自転車の日〉
一周8キロくらいかな。ゆーっくり遊びながら、寄り道しながら出かけた。自転車という乗り物がとても珍しく、みんなの注目を浴びる。子どもたちに貸してあげたら目をキラキラさせて楽しんでた。学校に行かせてあげたい子どもたち。写真撮るよって言ったら急にシャイになる。可愛い。
〈実はもう一つの大事件〉
フィリピン銀行のキャッシュカードが見当たらない。あれに11万ペソ(26万円)入ってて、いま、手元には7000ペソしかない。あと24日だから1日300ペソ弱で暮らさないとならん。でも外貨を2万円と480USD、保険として持ってきてたから、一回くらいダイビングできるかな。しかし、事件多いな。平凡な人生に魅力はないが、激しい人生もちょっと疲れるな。
〈2月〉
そーいえば、2月なんだね。曜日の感覚どころか月の感覚も無くなってきた。ずーっと真夏だ。これはほんとに飽きるよ。四季があるって素晴らしい。3月には函館七飯スノーパークでスノーボードするぞ!
〈ニーズがあれば勝機あり〉
TAWI-TAWIってほんとに素敵なところなんだ。日本人には知られてないけど、何人か外国人は見た。圧倒的多くのフィリピン人が「危険な場所」といい、日本政府も危険地域に指定しているが、俺はだからこそ好きだし、ここを発信したい。ここのインターネット環境は致命的なんだ。パソコン通信の時代みたい。一枚の写真をアップするのに3分たった上で「できませんでした」ってメッセージが出るの。街の中心地に椅子とテーブルを100席用意して、1時間100ペソで高速回線売ったら儲かると思うけどなぁ。24時間営業で、4割の稼働と見て、1日10万ペソ。月額300万ペソ=700万円の売り上げだな。土地、建物のレンタルに月30万円。ネット回線に初期投資200万円、月々200万円、人件費が1日8人計算で月額30万円。月々の粗利が400万円くらい。で、他社が参入してきたら2年くらいでとっとと終了。オーナーが居なくても回るビジネス。うーん、魅力的。ただ、この背景には政治的な意図があって、この「危険」と言われる地域の人々を苦しめて発展のスピードを遅らせるために政府がネット業者と連んでるんじゃないかと思う。だから、俺が始めるとTAWI-TAWIの英雄になるか、あるいは消される。
〈海の上に立つカフェ〉
ここでも住んだら飽きるんだろうなぁ。
〈分かり合える〉
って楽しい。「このシーンをビデオで撮ってもいいか?その時、顔は映さないで欲しいか?」っていうのを英語で言う。相手は「俺はフィリピン人だから、マレーシアの言葉はわからない」などと言っている。でも、言葉はちんぷんかんぷんでも、iPhoneを見せたり、ゼスチャーで通じた時にお互いに笑顔になる。今日は4歳くらいの男の子がずーっと俺に話しかけてくる。俺にはさっぱり通じない。でも、ニコニコしながらずーっと話しかけてくるんだ。もう、それだけで、おじさんのこと大好きだよって勝手に解釈するよね。そうやっていろんな苦労をしながら、人類が分かり合えるようになることを神は意図したのかもしれないが、こんなにたくさんの言語を作った神は大変だったろうなぁと思う。
〈無名な日本〉
ハポン、ハーポン、ジャパン、ジャパニーズ、どれも通じない。学校に行ってない子どもたち。いや、俺が海外旅行始めた頃(18年前)は日本を知らない人なんてどこにも居なかったな。侵略してきた国という側面であったり、科学技術の最先端という側面であったり。日本の力は確実に落ちてきてるなぁって感じた。いやいや、侵略は2度と繰り返さないで欲しいけどね。
〈帰ホテル〉
タウィタウィ空港にも寄ってホテルに戻り、洗濯しながらシャワーを浴びてスッキリしたところで、時間はまだ13時だった。こんなにのんびりしたのにな。のんびりの仕方が足りないな。それにしてもクーラー気持ちいい。
〈夕食〉
〈大渋滞〉
〈20ペソ札〉
生まれ変わっても20ペソ札にだけはなりたくない。最も役に立っているのだろうが、本当に汚い。ババ抜きのように、とにかく汚い札から寄こしてくる。日本の料亭ならお釣りはピン札だったりするけど、その逆だな。ひどいもんだ。
〈ストロベリーミルクシェイク〉
いつものお店に入ったらオッサンが飲んでた。「あれと同じものを!」って注文した。うまい。
以上
【フィリピン・タウィタウィ2/4】
〈モーニングコーヒー〉
インスタントで40ペソ。ちょっと風邪気味な朝。クーラーにやられるという贅沢。
〈iPhoneケース〉
画面が割れる前にケースを買いたいが、そもそもiPhoneを売ってない地域だよなぁ。俺、画面破るの得意なんだよな。
〈スピーディなインターネットを探す旅〉
私のイメージではスピードWi-Fiのあるカフェを想像して探し回った。最初は携帯電話屋にたどり着いて聴くと、「どこも遅いよ。でも警察の隣にPNPってとこがあるから、そこはコイン式で早いらしいよ」って言われて言ったら、PNPは警察そのものだった。最初は怖い顔で尋問されたが、笑顔で話してたら融和してくれて、「コインWi-Fiなら、そのオレンジの看板のことだな」って教えてくれた。係の人に聞くと5ペソで一時間使えるらしい。設定も彼にやらせたが、繋がらない。彼は繋がってるというが、俺は繋がってないと粘る。「ほら、このポスターをみろよ。いくら入れたか、あと何分繋がるかが表示されてるよ。俺のは表示されないよ」とお金を返してもらって諦めた。50年前、ネットなんてなくてもなーんにも困らなかったのに、完全に中毒だな。TAWI-TAWIの人たちはすごいな。たぶん、動画とか見れないよ。
〈デート〉
可愛い2人を連れてデートしてもらった。2人の通う学校も案内してもらった。
〈ちなみに、俺のいるところ〉
このへん。インドネシアに近いフィリピン。
〈夕食の魚〉
3口食べて落とした_| ̄|○
〈その他の夕食〉
〈バナナ〉
夜食に
〈電波の届きやすいカフェでブログ投稿〉
Wi-Fiがあるわけじゃ無いが、雰囲気が良くて、お客がいなくて、電波がギリギリ届く。あと2日だけど通うかもな。
〈函館のニュース〉
函館のテーオーが終わるらしいね。もうビジネスの世界には戻りたく無いなぁ。
以上
【フィリピン・タウィタウィ1/4】
〈出発〉
〈島が欲しい〉
僕たちの人生って、平和と自由を求めて生きていけばいいんだけど、最終的には無人島で全裸で生活したいよな。
〈2度目のタウイタウィ〉
空港に一番近い家にSAIDっていう友だちがいて、彼のところで一時間くらい過ごした。そのあと自転車で宿まで行くんだけど、SAIDがバイクでついていくと言う。30分くらいかな、付き合ってもらった。宿についてからは五時間くらい寝てから市場に行き夕食。魚と肉と麺を食べた。1度目のタウイタウィであった家族とも再会。ますます美人になってた。お土産をねだられてたんだけど、用意できなかったから明日ショッピングに行く約束をした。車でも買ってやるかな。
〈電波がない〉
前回来た時もそうだったが、とにかく電波がない。Wi-Fiもない。ブログの投稿も動画の投稿もメッセンジャーさえも使えない。スマホがないのもストレスだが、あっても使えないってのもストレスだ。ナビもできないしな。でも、それも楽しい。そもそも50年前にはスマホなんてなかったし誰も困ってなかったから。そうは言っても明日の午前は電波を探す旅に出ようと思う。
以上
【フィリピン・マニラ5/5】
〈記憶にない〉