加藤進@永遠の旅行者
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【SriLanka Colombo 3/3】

〈朝からトゥクトゥクチャーター〉

46kmの道のり、Uberでトゥクトゥク呼んで3300ルピー=1600円。今日のショップにお願いしたら50USD=7200円って事だったので、ケチった。

場所は街から1kmくらい離れた森の中。とは言っても近くに川も流れていて、ゴージャスなリゾート。飾ってある花も生花だから本物だ!開始時間よりも30分早くに着いたが、マンゴージュースを振る舞われ、クーラーの効いた待合室を与えられた。散歩も写真や動画も許されたのであちこち散策した。落ち葉を掃除する人が何人もいて、大自然が美しく保たれている。

〈Karunakarala Ayurveda Resort〉

〈アーユルヴェーダ〉

10時に女性のドクターが来て問診。英語だった。それで、「あなたは健康なので、リラクゼーション中心ね」と言われて、今日の施術内容を告げられた。「これにはシロダーラは含まれてますか?」って聞いたら、簡単にプログラムを変更してくれた。医者必要か?って思いつつ、感謝。そこに施術する人が来て施術の部屋まで連れて行ってくれた。とても残念なことに施術者は男性だった。専属の神様のいたずらと思って耐えることにした。頭のマッサージ、シロダーラ、フットマッサージ、足湯、お茶、以上の90分間だが、シロダーラが始まってから記憶が飛んだ。かなり深く寝た。シロダーラのあと、自然に起きるまで起こさないでほしいな。うん。なんだか身も心も整った気がする。写真はシロダーラの装置。

〈部屋が与えられる〉

かなり素敵な部屋を与えられた。これを14時まで使える。な、なんと浴槽もあり、それとは分離したシャワーもある。やったー。帰国を待たず風呂に浸かれる。

〈ランチ〉

10ドルってことなんで、行ってきた。行って良かった。お客さんは俺以外全員女性。10人くらいいたんだけど、全員すっぴん。油断しまくりで、みーんな気まずそうにしてた。少なくとも、俺とは絶対目を合わせない。食事は身体にいい美味しくないやつ(身体にいい食べ物は美味しくないに決まっている!)だったけど、動物性タンパク質として魚が用意されてたので、3切れ食べた。ヨーグルトと紅茶も楽しんだ。食後に風呂とシャワーを楽しんだ。食事は美味しくないカテゴリーの中の美味しい方だった。

〈すごい史実を知った!〉

第二次対戦後、日本を許そうって演説したのがスリランカで、終戦後に初めて国交を持ったのもスリランカなんだって。何にも知らないで来てしまった。

〈帰りもトゥクトゥク〉

帰りは行きよりも安くて2800ルピー(1400円)ですんだ。46kmも走ってもらって、ありがたい。スリランカ、物価安いな。

〈午後ティー〉

だって、スリランカだから、お茶しないと。右のはシナモンケーキにカスタードとチョコがかけられた、糖尿病増長食。

〈お散歩〉

今日は歩く距離が短かったし、スリランカ最終日なので、商業地域であるペタの方を歩いてきた。

〈アーユルヴェーダ〉

私はあんまり西洋医学以外のことを信じない。アーユルヴェーダも健康食とか、瞑想とか、ヨガとか、関連してそうで、どこか怪しいと感じていた。ただね、今日の施術後のスッキリ感が施術後の8時間たっても残っている。私には脛(すね)のところにツボがあって、いつもそこを押したくなるんだよね。たくさん歩いた日なんかは特に。でも、今日も一万歩以上歩いてるのに、全然ツボ押しの必要もない。俺が寝てる隙にマジックかけられたみたいだ。もしかしたら、俺にあってるのかもな。もっと病気になってから1週間コース(少し割引があるらしい)とかで来てみたい。

〈帰国に向けて〉

台風のスピードが遅いね。この調子で遅いままなら8/31早朝の羽田着とか、大丈夫そうだな。加藤進専属の神様、頼むね。ただ、速度が遅い台風は強さを増すんだよね。なるべく被害が小さいようにしてほしいけど…専属だから無理かぁ。

〈今日の名言〉

「子どもはアメで、大学生は2000円で喜ぶ。大人は1〜2万円ないと同じ喜びに辿り着かない」

『インベスターZ』より。この漫画からはたくさん学んだなぁ。このあとも同漫画からの名言が続きます。

〈明日の予定〉

遅れたくないので、朝4時にチェックアウトして空港に向かいます。コロンボ→デリー→羽田(到着は翌朝)。帰国できるの嬉しいな。ただね、台風が心配だな。すべて、私の思い通りにことが進んでほしい。生まれてからずーっと、そういうファシストのような考えでここまできたなぁ。

以上

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【SriLanka Colombo 2/3】

〈寝た〉

昨夜も電気つけたまま、携帯も充電しないまま寝落ちした。疲れてるんだな。日本では台風との闘いもありそうだし、休める時に休んでおこうと思い、午前は出かけなかった。天気が良かったので、洗濯だけした。

〈日本食へ〉

昼を過ぎても眠いので、「なんか、元気出すかな?!」って思って、昨日の散歩で目の端に入っていた日本食屋に来た。カツ丼。箸と一緒にフォークも付いてきた(笑) 食べてる途中で「あれ?お椀って手で持って食べていいんだっけ?」って考えた。俺は日本人だから、俺がマナーなんだった。食器を持って食べるのはうまいな!そして、元気出た!

〈スリランカと言えば…〉

元はセイロンって国でした。紅茶の産地です。で、高級な紅茶の店に来ました。販売もするし、喫茶もあるのだけど、お客は俺1人。最高!

〈お茶の時代〉

スリランカで午後ティーしてみて思ったんだけど、もう珈琲は卒業すべきだよね。あれは現役で働くビジネスマンとか刑事とかが忙しい時間の合間に飲むものだ(偏見)。これからは時間をたっぷり使って、健康にもいい日本茶か紅茶に切り替えていこうかなぁ。感化されやすい?(笑)

〈トゥクトゥクの運転手〉

街を歩いてたら運転手に声をかけられた。今日は近くの寺でお祭りがあってたくさんの人が集まるんだよーって言う。どのくらいの距離?って聞いたら1.1kmって言うから「歩くわ」って言って歩き出したら、「無料でいいから乗れ」って言われて、「無料じゃ嫌だから値段言え」ってら言ったら150って言うからokして乗った。1.1どころか3キロくらい連れ回された。今夜は6時以降は外を歩けないんだよ。警察が見張るよ。ロータスタワーも6時でクローズだよ。この先は警察がいるから別の道行くわなどなど、言わなくてもいい嘘を延々聞かされる。止めてもらって「どんなにたくさん走っても、俺は150しか払わないよ。そのたくさんお客が来るお寺にはあと何分で着くの?」って問いただしたら黙ってしまった。「俺はここで降りるし、可哀想だから150ルピーは払うよ」と言って、金を渡した。でも、それで終わらなかった。「お前さ、こんなにたくさんの嘘をついて、お前の神様は許してくれるの?お前の神様はずーっとお前の仕事を見てるよ。こんな嘘ばっかりついて、ダメな仕事してるから、たくさん稼げないんだよ。俺はお前の神様に今日のこと、言うからな」って言ってやった。そしたら、渡した150ルピーを返してきた。「あちゃー、やり過ぎたわ」って思って。いや、この金はいい。そして、お前の神様にはこの事はいわない。正直になれよって言って別れた。

〈ロータスタワー行ってきた〉

やっぱり天才と煙は高いところが好きだ。3000円もするけど行ってきた。タワーの麓で日本で8年働いてると言う男とその家族に会った。一緒に写真撮った。あー、日本語って楽だな。

上では子どもたちが見学に来てて、とても可愛い。みんな「Japan」を知らない。いーんだよ。知らなくても。みんなね、可愛い顔で俺のことを見てくるので、微笑んだり手を振ったりしてたらどんどん集まってきた。先生に「私、日本からの旅行者なんだけど、子どもたちと写真撮ってもいいですか?」とブログに載せる事はめんどくさいから説明せずに許可をもらって撮った。か、可愛い。あとは、元を取るために、とっぷり日が暮れるまで、素晴らしい景色を楽しんだ。1人で座ってると、グループやカップルが「シャッター押して下さい」ってやってきた。暇なのでいっぱい撮ってあげた。写真撮った後で「写真、チェックしてみて、俺はいくらでも時間があるから、何度でも撮り直してあげるよ」って言ってやった。その中の(残念ながら)イケメンが、俺に興味をもって質問攻めにあった。いつリタイヤしたのか、家族はどうなっているのか?、リタイヤ前は何をしていたのか、これからはどんな計画なのかなどなど。興味を持たれるのは悪い気がしない。全部答えてあげた。その中で、20カ国行ったけど、日本が1番好きだって言ったら、そこだけは反論してきた。「あなたは今回の旅が短すぎるんだ。スリランカが1番だよ」って。自国に誇りがあるっていいなって思った。

〈夕食〉

お腹空いてないんだけど、スリランカにお金落としたいので、お店に入った。三分の一しか食べれなかった。

〈今日の名言〉

「商売をしてきた者にとって、お店を閉めるとは実に寂しい事」

『インベスターZ』より。サラリーマンには絶対に理解できないよなぁ。コンビニなんて、生まれては消えるよね。あれ、みんな、本部に騙されてるから。知らんけど。

〈明日の予定〉

アーユルベーダ受けてくる。

以上

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【SriLanka Colombo 1/3】

〈早朝〉

朝3時に起きる予定が、2:30に目覚ましが鳴り、起きてしまった。日本から持ってきたセブンイレブンの美味しいコーヒーを淹れ、しっかり忘れ物チェックをして徒歩で空港へ。スムーズにチェックインした。今日はチェックインの時に多くのスタッフが俺につきっきりでチヤホヤされた。その理由は後でわかる。

〈ラウンジ〉

このあと、たった1時間20分のインターナショナルフライトが待っている。たぶん食事がつくから、フルーツとヨーグルト、コーヒーだけいただいた。

〈搭乗口へ〉

行列ができていたが、私の搭乗手続きをしたスタッフが私を見つけて迎えにきてくれた。そして、1番先頭に連れて行き、横入りさせる。典型的なチヤホヤ、私の好きなやつだ。

〈搭乗〉

飛行機に乗った。席は1A。しばらくして、飛行機のドアが閉まる。周りを見渡すと12席あるビジネスクラス席で座ってるのは私だけ。超エリートだった。

〈昨日の機内食が美味しくなかった理由〉

あまり知られてないけど、俺はベジタリアン料理、嫌いなんだよね。肉に見せかけた豆腐とかとっても嫌なのさ。少なくとも何らかの動物性タンパク質が無いと、食事とは呼べない。昨日は双葉マークを「オススメ」って理解してたんだ。よーく見たら違った。

〈ご来光〉

〈エスコートされる〉

ビジネスクラスに俺1人だったので、飛行機を降りるのは俺が先頭。降りていくと素敵な女性が、どうぞこちらへと私を案内していく。私のための特別かと思ったんだけど、たぶん先頭の人が道を間違うと、みんな間違えて着いていくから先導してくれてたんだよね。そして、その衣装がとても素敵で、その後ろ姿もとても素敵で、盗み撮るのも嫌なので「すみません、とても素敵な後ろ姿と衣装なので、写真撮ってもいいですか?」ってお願いしたら、後ろ姿でなくなってしまった。左肩が美しかったんだけどなぁ。

〈スリランカ〉

〈Fort駅前まで〉

空港からFort駅前まで行くのに、『地球の歩き方』は情報が古かった。そして、英語が通じない。人がたくさん乗ってるバスに乗り込んで、「誰か?英語のわかる人いませんかぁ?Fort駅に行きたいんだけどぉ」って言ったけど、全員に無視された。それでもなんとか、バスを見つけて乗った。俺は先頭の真ん中に座り、隣のロシア人と1時間お話ししてたら着いた。

〈宿へ〉

とにかくね、清潔で平穏。クラクションが聞こえてこない。ゴミは落ちてるけど、大したことない。インドの後なので、とてもいい国に見える。

〈宿との闘い〉

宿に到着してチェックインしようとしたら、満室でチェックインできないよ。11時においでって言われた。「やられたー」って思いながら時間つぶして戻ってきたら、俺の予約が8/26-8/30だったのを8/27-8/31に変更されてた。フロントスタッフはガンとして曲げない。俺は昨日送ったメッセージを取り出して、相手が「わかった」って言うまで、何度も声を出して読んであげた。俺の勝利になった。つまり、4泊じゃなく3泊の料金になったのだ!珍しく本気出した。ただ、そこまで値引きさせるつもりはなかったので、釣りは取っといてって渡したら、とてもいい笑顔になった。本来、有料であるタオルを無料で貸してくれることになった。

〈今日の花〉

〈洗濯〉

インドのホテルはカビ臭かった。今回のホテルもカビ臭い。ただ、日当たりのいい屋上を見つけたので洗濯した。あー、間に合った。

〈夕方の散歩〉

1100スリランカンルピーもした。550円だ。

〈Colombo Lotus Tower〉

スリランカ人は250円で登れるの。外国人は2900円。登ろうかどうしようか悩んでいる。でも、ネタになるから登ってくるかな。明日。

〈蚊〉

毎日、いい感じに刺される。大丈夫かなぁ。俺。

〈台風10号〉

ま、また台風が俺の行手を邪魔しようとしている。8/31に羽田から富山に飛び、9/1から憧れの飛鳥IIなのにな。

〈夕食〉

〈夕日〉

〈アーユルベーダ〉

加藤進専属医療チームに勧められたので、受けることにした。8/29日の夜中。90分施術、4時間部屋利用100ドル。

〈今日の名言〉

「預金しておくほど無能で愚かなことはない」

『インベスターZ』より。お金は自分自身で増えることができる。利回りってやつだ。預金は元本は減らないが、利回りが低い。圧倒的で確実に高い利回りの場所にお金を置こうねっていう話。今後もどんどん物価が上がっていく。つまり、預金してるだけじゃ、その価値は下がる一方だよってこと。でもね、俺も含めた庶民は、やっぱり無能で愚かだから、資産を置く場所を間違えて、元本も減らすんだよね。あーあ。

〈明日の予定〉

明日になったら考える。18時から20時くらいまでロータスタワーで過ごして、元を取る。

以上

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【India Chennai 1/1】

〈下準備〉

YUKIさんとインドの旅の清算をした。そして、彼女はインドに来る前にスリランカを旅していたので、スリランカルピーを売ってもらった。それから、スリランカで使ってた(まだ使える)SIMをもらった。ラッキー。スリランカの紙幣は何だか美しい。表面には必ず鳥がいて、裏面は縦にデザインされている。さて、これからスリランカの勉強する。

〈飛行機に乗り遅れた〉

以下、省略(ブログ記事一本書いてます)

〈空港で郵便出せた〉

あー、乗り遅れて良かった。

〈チェンナイで1夜を過ごすことができる〉

あー、乗り遅れて良かった。

〈空港での生活〉

朝6時に乗り遅れてから13時まで、7時間過ごした。ブログの大作を書いたり、英語の勉強してたら、簡単にすぎた。空港はインドじゃないみたいに綺麗だし、クーラーも心地よい。

〈チヤホヤ招待状〉

〈ラウンジ、激混みかと思った〉

でも、それらは庶民のラウンジだった。

〈俺のラウンジ〉

並ばなくて良かった。スタアラゴールドだからなのか、ビジネスクラスだから^_^なのか知らんが快適。ご飯食べた。

ただね、みんな怒った顔して働いてるんだ。女性スタッフも居るんだけど、ニコリともせずに、「これ、食い終わったのか?じゃ、片付けっぞ」みたいな感じ。日本っていいなぁ。笑顔が仕事としてできるもんなぁ。インド人、知らないんだな。楽しいから笑顔になるんじゃなくて、笑顔でいるから楽しくなるって事を。この話、ちょっとトラウマ。

〈なにこれ?〉

搭乗時刻が出発時刻の60分前なんだよね。最初に乗った人は飛行機の中で座りっぱなしで1時間待つことになる。日本だと30分以内だよね。そうじゃないとビジネス的に儲からないと思うんだ。飛べば飛ぶほど儲かって、空港に長く滞在すれば、儲けが減る…それが航空業ビジネスだよね。俺、数年前の4月1日に航空会社買ったことあるんだよね。てへ。

〈では、問題です〉

先日、インドの2ルピー硬貨を紹介しました。可愛いやつ。これね。

さて、1ルピー硬貨にはどんな表現がされているでしょうか。①親指を立てる。②人差し指を立てる。③中指を立てる。正解はCMの後で(笑)

〈飛ぶ〉

やっぱりビジネスクラスは気持ちいい。これはやめられないわ。いつまでも、あってくれよ、親と金。

〈歩く事〉

100歳まで生きるためにやっている事の一つに「歩く」がある。理由は2つ。負荷として軽い、お金がかからない、だ。ただ、どんな事にも言えるが、過ぎると逆効果だ。年寄りには一万歩以上なんて言うけど、俺には何歩が適正なんだろう?年齢や体重などで、その時その時にあった目標歩数があるといいなぁ。最近、歩きすぎている(笑)

〈機内〉

機内食、美味しくなさすぎて萎えた。ほぼ全部残した。ごめんなさい。フルフラットで寝た。遺体ではない。

〈チェンナイ〉

〈今日の名言〉

「優秀な人間達でも相談して決めるとロクなもんじゃない」

『インベスターZ』での言葉です。優秀な人間は1人で決断し、1人で責任を負う事に長けています。そういう人材を複数名集めて、合議制で物事を決め、責任の所在も分散させると失敗するよってこと。だから、株主総会があろうが、取締役会があろうが、「あなたの会社に社長は1人」なのです!あー、楽しかったなぁ。社長!

〈明日の予定〉

朝3時に起きて空港へ。スリランカのコロンボへ飛ぶ。チェックインしてから10kmくらい街歩きするかな。

〈クイズの答え〉

①親指を立てる。でしたぁ。これも可愛いよね。全くインドらしくないぜ。ちくしょー。

以上

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【飛行機に乗り遅れる事件】

〈プロローグ:空港までの車の手配〉

いい感じで予約は取れていた。

〈実は不吉なメールも来ていた〉

出発当日の朝0:02に不吉なメールも届いてたんだ。でもさ、国内線で「少なくとも3時間前」って無いよね。

〈今日の旅程〉

デリーからチェンナイ経由でコロンボへ。

〈当日の朝〉

なんか、嫌な予感がした。俺を乗せた後にYUKIさんのホテルにも行き、6:40発に乗る彼女も同乗することになっていた。待ち合わせの時間である4:00ちょうどにドライバーにメッセージを送る。返事が来ない。さらにメッセージ、返事が来ない。3度目のメッセージでも返事が来ない。でも、全て既読にはなっている。電話をした。電話では今向かってるから2分待ってと言われた。okした。

〈そして、メッセージが届く〉

「いま、ドライバーは向かってるんだけど、車がパンクしたので20分待って欲しい」と言ってきた。

〈別の車を手配〉

そのメッセージをホテルのスタッフに見せて、「この人、信用できる?」って聞いたら、すぐにそのドライバーに電話してくれた。で、キャンセルした。彼は今すぐ別の車を手配しようといって、やってくれた。

〈空港まで〉

朝5時ちょうど、とてもスムーズに着いた。フライト時間まであと1時間。空港の外でYUKIさんには手短にバイバイして、先を急いだ。

〈空港に入れない〉

しばらく並んだ上でデジタルチケットのスキャンで入れるゲートから空港に入ろうとするが、入れない。アナログで入れる場所を見つけて、また並んで入った。

〈上級会員チェックインカウンター〉

流石に空いてた。2人並んでるだけだった。でも、スタッフの仕事が遅い。ずーっと待っててイライラしてるけど、こちらには見向きもしない。国内のチェンナイまでのチェックインは終わってるから、海外へのチェックインはチェンナイでやろう!と決意し、その場を離れた。

〈セキュリティでの長い行列〉

ここでも待たされた。インド人は俺との距離を取らずに触れてくる。その度に私は、触らないでくれとお願いする。そんな事を繰り返しながら、セキュリティのゲートまで来たが、またまたオンラインチェックインのQRコードが通らない。スタッフが「紙のボーディングパスを作ってきてくれ」と言うので、またまた上級会員カウンターへ。コロンボまでの2枚のチケットをもらい、またセキュリティの列に並ぶ。カバンとボディのチェックを受けて、搭乗口へ。

〈搭乗口へ〉

走る。走る。走る。搭乗口では、スタッフが俺を探しているかな?放送で呼び出されてるかな?と思いながら走りまくったが、そこには誰もいなくて、ゲートはすでに閉まっていた。

〈搭乗口スタッフの一言〉

ほら、ここに20分前に閉まるって書いてあるじゃーん。

〈そこに偶然、YUKIさんが通りかかる〉

「なんか、乗れなさそう。バイバイ」が私の最後の言葉。なんの感慨もない(涙)

〈ピンチの行方〉

ピンチの行方は直面したピンチを冷静に捉え、落ち着いて正しい判断をし、行動することにかかっている。俺はまず、座り心地の良さそうなソファを探した。そこに座り、ANAのダイヤモンドデスクに電話した。彼らは乗り遅れた理由なんて聞かない。10分くらいで次のフライト(夕方発、チェンナイ泊、翌朝コロンボ)を手配し、すぐにメールでeチケットを送信してくれた。追加料金もかからない。

〈裏の仕事〉

ダイヤモンドデスクがチケットを手配し、電話が保留となっている間に、別アプリにてデリーからコロンボへの他社航空券を探していた。最安値で16290円だった。ANAが「コロンボ到着は2日後になる」とかいったら、他社便を買おうと思っていたが、優秀なことに、無料で、しかもビジネスクラスのまま手配ができた。

〈チェンナイのホテル予約〉

もう、予約する段階で、どんなに高くても空港に近い宿にしようと決めてた。7000円だった。

〈コロンボのホテルへの連絡〉

今日チェックイン予定のホテルに、「飛行機に乗り遅れてしまい、明日の朝着くけど、料金は普通に払うから、予約はそのままキープしててね」ってメッセージした。「了解」の返事あり。

〈セキュリティエリアから外へ〉

搭乗口の冷たいスタッフに「どうやってセキュリティエリアから外に脱出するの」って聞いたら、あそこのインフォメーションに行けと言われる。そこで聞くと、「そこを歩いてるスタッフに聞いて」と言われる。そこを歩いてるスタッフに聞くと、あの「黄色の看板の人に聞け」と言われる。その黄色の看板で聞くと、そこのボスを紹介される。ボスは誰かと電話で話しながら、近くにいた女性スタッフ(外見だけは美しいが、内面はドブス)にアゴだけで連れて行けと指示し、その女性は「はぁ」と聞こえるため息をして、手招きだけして、俺を連れて行く。セキュアなカウンターで偉そうな男2人がおしゃべりをしている。女性スタッフが一度、二度、声をかけても、振り向かない。俺が「あのー」って言ったら、めんどくさそうに来て、搭乗券にスタンプを押してくれた。今度はその女性スタッフから若い男性に、俺のパスポートと搭乗券が引き継がれ、私はセキュリティエリアの外に出られた。

〈開放ではない〉

そのまま、チケットカウンターに連れて行かれて、そこで話すことになる。「俺は飛行機に乗り遅れた。すでに航空券の手配は日本の航空会社にやってもらった」と話した。そのカウンターの女性スタッフは画面で確認して、「どうして遅れたの?」が始まった。「お客にWHY(なぜ?)なんていう質問しちゃダメじゃーん」って思った。だってさ、責任の所在を明確にしたところでどーしょーもないじゃん。俺はもう次のチケットを用意してるんだし。まあ、そう思いながら、一応、並んでも並んでも間に合わなかったって事を話したら、「一応チケットは印刷してあげるわ」なんて押し付けがましく印刷した紙をくれた。それで手続きが、終わりなのかどうかもわからないまま、彼女は次の客の対応に回った。

〈高いコーヒー〉

どうしても、コーヒーが飲みたかった。セキュリティエリア内ならラウンジで無料コーヒーがいくらでも飲めるのに、庶民エリアで280ルピーもするコーヒーを買ってしまった。

〈泣きっ面に蜂〉

私の計算では空港でちょうどデータが切れて、ラウンジでWi-Fi、あと、スリランカではYUKIさんにもらったSIMが使えると思っていたら、このブログを書いてる最中にデータが切れた。ここの空港、外国人には無料Wi-Fi提供してない。1ギガ=500円(楽天モバイル、安い!)、余計にかかった。

〈「ごめんね」まで2時間〉

最初に車を手配してた会社に「飛行機に乗れなかったよー」ってメッセージしてたんだ。そしたら、ちょうど2時間後に「ごめんね」が来た。インド人でもごめんねって言えるんだな。赤道近くの人たちって、「ごめんね」が言えない人、多いのにね。俺は日本人だからすぐに許したよ。「君は売上を失い、俺は搭乗を失った。恨みっこなしね」って。

〈プロローグ〉

今回の事態はなんだったんだろう?加藤進専属の神様はどうしてこんな事を?って考えを巡らせた。そして、一つ思い当たった。俺は加藤進専属の神様を意識してから、他の宗教に関わらない努力をしてたんだよね。宗教施設に入ることはあっても、拝まない、ひれ伏さない、お布施しないって。でも、昨日、YUKIさんと一緒だったから、一通り、中の主要な場所を通るためにお布施以外は真似てやったんだよね。それに嫉妬したんだな。加藤進専属の神様は、加藤進に似て、ちょっと小さいところがある。でも、そこも好きなんだ。そして、ちゃんとYUKIさんは間に合わせてるところが、憎いところ。これからも自分自身の神様を信仰していこうと思う。あと、早朝便の時は高くてもエアポートホテルなどを使おうと思った。

〈あとがき〉

こんな長文を読んでくれた読者のみなさん。最後までありがとう。私の出来たてホヤホヤの失敗談を楽しんでいただけたなら光栄です。加藤進の旅はまだまだ続きます。

以上

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加藤進(かとうすすむ)

加藤進

Susumu Kato

  • アトム不動産 代表

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