義務教育は、これを無償とする。
憲法第26条2項にそうある。正確には
「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」
だ。
俺はこの言葉が好きだ。義務と権利の話をすると、義務教育の義務は親に課されている。
子どもには学ぶ権利がある。
親には子どもに教育を受けさせる義務があるのだ。
子どもが権利を行使し、親が義務を果たす上で重要で崇高な理想が「義務教育は、これを無償とする。」だと思い、日本国民として誇りに思っていた。
でも、違ったぞ。小学校に入学する1年生の親は入学式当日に集金されるらしい。
氏名印:400円
粘土:500円
紅白帽子:450円
工作マット:300円
算数セット:2000円
連絡袋:150円
合計 3800円
それ以外にも独立行政法人日本スポーツ振興センターに保険料を納めることになっている。
年額945円で、函館市が一定の助成をしていて、結果460円が自己負担なんだって。
義務教育は無償・・・じゃないぞ。
憲法違反じゃないのか。