幼い子どもが殺される国
秋田で幼い子どもが相次いで殺害された。
3人の子どもの親である私にとって、これらの事件はまさに衝撃的だった。
新聞報道によると、この学校では、事件後、父母が車で送迎するようになっているらしい。当然だと思う。私でもそうするだろう。
幼い子ども、抵抗力も無い子どもを殺害する人物とはどういう人なのだろうか。
私はブルーハーツというバンドの『TRAIN-TRAIN』の歌詞の一節を思い出した。
「弱いものたちが夕暮れ さらに弱いものをたたく」
結局、社会に虐げられ、抑圧され、はじき出され・・・そういう人が「さらに弱いものをたたく」のでは無いだろうか。
私が中学生の時は、不良とか、ツッパリとか、非行とか、そういう言葉で表されていたものが、10年もたつと「いじめ」になり、さらに「陰湿ないじめ」になりそういう道を歩いてきた人たちが、「負け組み」などと言われ、社会的に認められず、苦しんでいる。その苦しみが、さまざまな凶悪事件に結びついているような気がしてならない。
勝者はどんどん儲けさせ、さらに少なくしていきながら、敗者から搾り取り、さらに敗者を増やし続けるという、いまの日本の社会の構造を根本から変えないと、トイレにまで監視カメラが付くような日本になる。
どういう犯人なのか。おそらく近日中に逮捕となるだろうが、この犯罪の背景についても注視していきたい。
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