【思考の3上】
昔から考え事をするのに適しているのは①枕の上、②トイレ、③乗り物が定番だ。昔ながらの言葉で言うと枕上・厠上・馬上だ。私の場合は決定的に③乗り物だ。特に飛行機はすごい。気持ちが乗っていると、2時間くらい集中が続く。今と未来に関する計画、やりたいこと、やるべきことが見事に見えてくる。乗り物に乗ると思考が活性化し、尚且つ集中できる理由を考えてみた。理由は2つだ。「人間はそもそも多動説」を提唱したい。人間はそもそも多動だ。子どもの時から走り回る。自転車にのる、電車に乗る、車に乗る、旅行に行く、散歩をする、とにかく動く。名探偵が考え事をする時などはそこら辺を歩きながら考える。その「動く」っていうのを飛行機なり乗り物がやってくれるので、人間は動きたいと言う気持ちから解放される。第二の理由は「そこから動けない」ってやつだ。飛行機の窓側に座ると動けない。シートベルトサインが点灯してると動けないし、それが消灯してても「用がない限りベルトはしてて」とアナウンスされる。客観的には時速900kmで移動しつつ、主観的には座席に縛り付けられている。この環境が思考を絶好調に回すものと考えられる。世の中には考え事するためだけに用もなく飛行機に乗る人もいる。さて、マクタンに到着するので終わります。