100人で1歩の価値
今日、社員と話しをしながらあらためて気づいたことがある。
会社の幹部、管理職の多くは1人で100歩を歩める人である。1人で100歩を歩める人は、その歩み方(ノウハウ=方法)を知っているので、他の社員に伝授することができるだろうということでリーダーになったり管理職になる。しかし、教える技術もまた別に必要な能力である。
余談だが、できるということと、それを人に教えるということは全く別の能力である。
今日の議論では100人の1歩と1人の100歩とどちらが会社にとって価値が高いかということを考えた。一見すると結果は同じである。しかし、「いざ」という時に1人で200歩は歩めないだろう、そして、「いざ」というときであれば、100人が2歩歩くことはできるだろうという話になった。私の仕事は完全に後者である。私1人では1歩も歩けなくなっている。社員全員を2歩から100歩くらい歩けるように指導していくのが社長の仕事だ。
そして私はその仕事が好きなのである。