未来大学プロジェクト学習・・・その後
12月19日、未来大学に行ってきた。例の観光情報のプロジェクト学習の学生たちのミーティングを教官の許可をもらって見学させてもらった。ちょうどアンケートを基にした発表の反省会だった。10年以上ぶりにアカデミックな興奮を覚えた。学生の一人が、「せっかくだから少し話してください」と言ってくれた。気のきく学生だ。私はリーダーに「まとまった時間が欲しい。15分ください」と行って、ホワイトボード全面を使って、まるでケーシー高峰のようにしゃべりまくった。15分でまとめきれず、結局20分も話してしまった。未来大生の・・・いや、このプロジェクトの参加者の乗りは極めてよかった。
こういう優秀な頭脳を社員として迎えたいと思った。高い給料で募集すれば・・・と提案したら、A社員に却下された。俺はすぐに熱くなる。
明日も未来大だ。・・・受験するか・・・(笑)
未来大学プロジェクト学習発表
12月16日は午後から公立はこだて未来大学のプロジェクト学習の発表を見に行ってきた。22のテーマで学生たちが取り組んでいて、そのうちの興味のある6つの発表を聞いた。学生たちは優秀で積極的でキラキラしていた。ただ、テーマがちょっと取り組むには難しいものが多く感じた。それにしても学問のすすめ方としても、それを公開で行うこともすごく先進的なことと思い、感激した。
その中でもとりわけほおって置けないほど興味を持ったものについては学生たちに詳しく話を聞き、担当の教官にもメールを送り、ラブコールした。企業としてやれることがないだろうかと思う。
未来大の学生に係わる職務にあるOさんと30分ほど会談してきた。H19年3月卒業生の雇用についての作戦をたててきた。当社始まって以来の「新卒GET」に動こうと考えている。
未来大の超優秀学生をGETするぞ!!
子どもと過ごす時間
以下、Yahooのニュースからの抜粋
ベネッセ次世代育成研究所(東京)が、首都圏の乳幼児を持つ父親を対象に実施
した調査で、平日に子供と過ごす時間が二時間に満たない父親が64%に上るこ
とがわかった。
だそうだ。
さすがは首都圏だな。通勤に相当な時間がかかるんだろうな。このニュースを見
て、とりあえず、私の会社のお父さんたちは大丈夫だなと思いました。
私は社員よりもいい。
朝は6時から8時までいっしょにいられます。
8時から8時半までは保育園に送りにいきます。
朝だけで2時間半もいっしょです。
18時10分には帰宅します。子どもの就寝時間の20時まで一緒です。ご飯も
一緒、お風呂もいっしょ。
収入は低いですよ(33.5万円/月)。でも豊かかなーって思います。
よって平日に子どもと過ごす時間は4時間半です。うーん。贅沢。
しかし、「1ヶ月に30日くらい平日でしょ」という天からの批判の声が聞こえ
てきそうです。
子どもが殺される社会
毎日のように子どもが殺される。
少女が殺される。
何の罪もない。抵抗すらできない、そういう子どもが殺される。
この問題を見るときに、どうしても殺人を犯した人間だけを社会から切り離して
みることはできないと思う。
「どうして、そういう人間が形成されたのか」
彼が勝手に育ったのではない。社会によって、そのように育てられたのだと思う
のだ。その根本原因を明らかにしなければ問題は解決しないのだ。
全学校にガードマンが付き、送迎は親が行い、学校には鉄条網が張り巡らされ、
公園で遊ぶことは命がけで、児童館に行くことも、習い事にいくこともままなら
ない・・・そういう無法地帯に日本がなりつつある。
根本原因を明らかにし、そこにメスを入れなければ、そのような真っ暗な社会に
なっていく。それを人は望むだろうか。それは幸せな国家だろうか。
殺人予備軍が次から次に製造されてきているように思えてならない。お金のある
ブタさんは、自分の子どもさえ良ければ・・・と自分の子の対策だけを考えるだ
ろう。私は安全に遊べ暮らせる社会をすべての子どもたちのために作れる方法を
考え、行動したいと思う。
偽装問題の見方・考え方
12月14日は朝から晩まで証人喚問っていう一日だった。どこのお客様の家に
言っても大きな音声でこの様子が映し出されていた。
実は、テレビも中途半端にしか見ていないし、新聞の記事もあまり詳しく読んだ
わけではないので、的外れなことを言うかも知れないが、これら諸問題の悪の根
源は「官から民へ」の国家的方針にあるように思う。
証人喚問は問題を一企業や一個人になすりつけるためのパフォーマンスであり、
そもそもそういう構造を作り上げたのは日本の社会ではないかってことだ。
「官から民へ」小泉が言い続けている言葉だ。官とは何か。民とは何か。私流に
簡潔に考えると
官
メリット
国民の生命と財産を守ることが最重要課題。
お役所仕事=原理原則に基づく仕事
デメリット
利益という動機が無いため、創意工夫がなされにくい。
コスト(主に人件費)が高い
民
メリット
創意工夫がなされる
競争が起こり、より良いものをより安くできる
デメリット
国民の生命・財産よりも利益が優先する。
「コスト削減のために、鉄骨を減らせ」
「これ以上は(法律上)、無理です」
「無理なら、他にも設計屋はあるんだ」
「図面にあったから、そのとおりにつくりました」
「60以上の建築物で偽装をしました」
「1998年からやっています」
「安いっていうことは、(住民は)そういうリスクを承知している」
本当に恐ろしい話です。規制緩和っていうのは利潤追求のために消費者の生命・
財産は2の次でいいってことなのだと、はっきりしました。
JRの事故も国有であったものを民に渡すことで人命軽視がなされたものと私は
見ています。
官から民へというのは国家による責任の放棄です。国は国民の生命と財産に対
し、もっと責任を負うべきであり、企業に対する規制を強化すべきです。
小泉の方針は加藤進の方針とまったく反対です。
今回の事件が、しっかりと国家の責任として明らかになるよう見ていきたいと思
います。