加藤進@永遠の旅行者
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加藤進の子育て実践②-答える

子どもには「なぜなぜどうしての時期」というのが必ずある。言葉が話せるようになったころには、あれなーに、これなーに、だが、もう少し進歩してくると、「どうして○○なの?」「なんでー?」が始まる。
一般的には5~6回続いたところで、「あー、うるさい。そんな事、どーだっていーでしょ」となりがちじゃないだろうか。私は結婚する前からそういう親たちを見てきて、「俺が親になったら・・・」と決意していた事がある。それは
① 「なぜなぜどうして」攻撃には100%応戦する(答える)。
② ゴマカシじゃなく、可能な限り科学的にわかりやすく答える。
わかりたい事をわからないままにしておく不快感に慣れさせるのではなく、
わかりたい事をわかるという知的快感をたくさん味あわせておきたいと思うからである。
子どもの質問に何でも答えられるのはそう長くは無い。せめて小学校にあがるまでは、「どんなことでも知っているおっとー」でいようと考えている。

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加藤進の子育て実践①-待つ

サーチエンジンの実験も兼ねて、こんな記事タイトルにした。
子育てにおいて「待つ」っていう事が非常に重要らしいという事を学習し、実践している事がいくつかある。
① 「早くしなさい」と言ったら負け。
② 質問を投げたら1分は黙って待つ。待てなかったら負け。
まず、前提として「子どものペースが大事」という事が一致していないと納得のいかない実践だと思う。子育てはほとんどのことが大人の都合による。例を挙げるときりが無いが・・・
<1、とにかく急がせる>
・ 服を出してやる
・ 服を着させてやる
・ 歯を磨いてやる
・ 服を脱がせてやる
・ 靴を履かせてやる
・ 車に乗せてやる
・ 車から家までを抱っこしてやる
これらは、子どもができるにもかかわらず、親のペースで生活したいから、有無を言わさず、そのように親はふるまうのである。
我が家は大変である。
・ 服を出してやると、「それじゃない」と言って自分で選び出す
・ 着させようとすると、「自分で」と言って手を振り払う
服のコーディネートも無茶苦茶で、マフラーを腰巻にして喜んでいる。
<2、親が1人でしゃべる>
=例=お母さんの分のおやつを食べてしまった時
母:どうして食べたの?
母:食べてもいいかいってお母さんに聞いたのかい?
母:これ、お母さんのだってわかってたんでしょ?
母:お母さんのだけど、食べてもいいと思ったの?
母:お腹がすいてたの?
母:どうして黙ってるの?
母:お口無いのかい?
この間、ずうーっと子どもは黙っている。本当は言いたいことあるんだよ。質問に答えようと思ってるんだよ。でも、頭の中で考えているうちに次の質問が出てきてしまうから混乱するんだ。一つの質問を投げたら、だまーって1分は・・・慣れるまでは時計を見ながら、待ってみる事だな。
教育界で「自主性」なんていわれて久しいが、大人の側がこの「待つ」っていう実践をできれば、子どものペースで自然に育ち、自主性も育つと思うんだな。大人の敷いたレールを大人の求めるスピードで走らそうとするから、子どもの自主性は育たないんだ。
2歳から文字を教えて、3歳から英語教えて・・・なんていう親ほど、子どもの話は聞いてないよ。3歳の子が「英語勉強したい」なんて言わないからね。親は「子どもの将来のため」って言うんだろうね。「あなたの将来のことを思ってお母さんは・・・」なんていう母親ほど、子どもに滅茶苦茶な目に合わされる。なんでわかんないんだろう。
子どものペースに合わせる子育て・・・これこそが子どもにとって最善と私は今のところ(笑)考えています。
それにしても難しいのが「待つ」って事です。社会的には待つ=負なんですよね。
仕事は全て期限をつけるし、優先順位もつけるし、社員にも期限をつけて仕事を任せる。時間との闘いで生きてる。ライブドアの社長も加藤進もまったく同じ24時間を与えられていて、使い方がちがうだけでこうも違う。(笑)
そういう世界に生きている人間(日本の大人はほとんど全部)にとって、この待つという行為の難しい事といったら無い。
これを読んだお母さん。お父さんでもいい。是非、1週間でいいから実践してみてください。
「早くしなさい」を言ってしまったら100円貯金とかね。楽しみながら。

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加藤進(かとうすすむ)

加藤進

Susumu Kato

  • アトム不動産 代表

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