「一筆ください」
昨日、来年度のまっさらな手帳を差し出し、最初のページを開いた部分を示しながら、その人はそういうのである。
いやー、長生きしていると珍しい人もいるものである。社員でも無い、会社取引上の利害関係も無い人です。ちなみに福祉関係に携わり、障がい者の就業を支援するお仕事の男性です。
「障がい者の 本当の幸せって 何だ? 加藤進」
って書いたような気がする。もう忘れてしまった。
午後、会社に戻って、「今日ね、こんなことがあったんだよ」って社員に話したら、「まさか社長、本当に書いたんですか?」だって。
言われてみれば、「私なんかとてもとても」なんて言って遠慮するのが筋だよな。あーあ、彼の手帳、私の汚い字で汚しちまったなー。
今年は『青いポスト』からも「来年に向けた一筆」を依頼され、書かせてもらうことになっている。直筆・・・つらいなー。
「障がい者の 本当の幸せって 何だ? 加藤進」
ごめんなさい。
頷いてしまいました。障害者に携わる者たちが、以外にそのことに気付いていない怖さ・・・あるような気がします。頷いてしまいました。
障害者を支援している方が、自分の思いでその人を直視せず、その人の道を、方向を決めてしまっている場合もあるかもしれないですね。
本当の幸せは・・・・「・・・・・」