加藤進@永遠の旅行者
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刑務所の塀の中

11月9日、俺は函館少年刑務所の塀の中に入ってきた。塀の中で行われている受刑者たちによる職業訓練を見学するという機会をいただいた。めっちゃくちゃいっぱい学んできたので、自分のためのメモとしてここに残しておく。だから、みんなは読まなくていいからね。
まず、この少年刑務所だが、少年だけがいるという意味ではない。少年が入ることができるっていう意味だ。実際には20歳から82歳までがいる。あんな狭そうな場所に590人も受刑者がいるんだって。そのうちの約100人が職業訓練を受けているんだって。刑務所の中で職業訓練がされているのは全国で8か所しかなくて、函館はその重要な一つらしい。知らなかった。
作業はね、みんな黙々とやるんだ。お話もできないし、よそ見もダメ。
私が一番驚いたのはお風呂。15分なんだって。残り3分になったら赤いランプで照らされるんだって。
そんな生活が6か月から5年・・・7年くらい続くんだって。
受刑者が刑期を終えて、社会に出たとき、居場所があること=働く場所があることがもっとも重要で、再犯をふせぐために大切なんだって。そりゃそうだよな。
で、俺、2月にこの590人を前に講話をすることになりました。1時間。とても光栄な事だし、何か彼らの未来にプラスになるお話がしたいと思う。
シャバから塀の中に行くには3枚の扉を通過しました。ちゃんと鉄格子だらけでした。お風呂場にも監視する場所がありました。とっても興味はある。刑務所の食事っていうのもしてみたい。でも、やっぱり正式に入るっていう経験はしないほうがいいだろうなって思った。

posted by かとうすすむ  日記  コメント (0)
加藤進(かとうすすむ)

加藤進

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