言ってはいけない「最悪」
私は私のまわりの人たちに「最悪」っていう言葉を許していない。
今どきの若者は語彙が少ない。ものすごく小さなことでも「最悪」っていう。
雨が降ってきても「うわっ、最悪」
ランチに行ったお店が定休日でも「うわっ、最悪」
一時停止違反で捕まったら「うわっ、最悪」
っていう感じだ。
雨はラッキーだ。
農家・植物にとっては恵みの雨だ。素敵な人と一つの傘で歩けるかもしれない。
ランチの定休日はラッキーだ。
食べる時間が無くなれば「自然ダイエットになる」
新しい店を発掘できるかもしれない。
一時停止違反で捕まるのはラッキーだ。
スピード違反よりも軽い罪だ。間違えて人をひいたり、車にぶつかったりしなくてよかった。
つまり、いずれも「最悪」なんかでは全然ない。
最悪っていうのは人が命を落とす時だけに使っていい言葉だ。
ちなみに、我が家の次男は「最高」を連発する。
おいしいごはん食べても「これ、最高だね」。
親戚にお小遣いもらっても「やった! 最高」。
少年野球のチームが勝利したら「今日の試合、最高だった」。
担任の先生が磯谷先生になった「担任の先生、最高だっさ」。
最高は使っていい。周りの人を幸せにするから。
「最悪」って聞いて、いい気分になる人はいない。そんな言葉は使っちゃいけない。
長文、ごめんなさい。