たかはしべん はらぺこの犬
助成金をもらうために役人に近づいたり、NPO法人を作ったり、そんな人がいる。
とにかくお金を手に入れるために、子どもを食い物にしたり、詐欺まがいの商売をする人がいる。
貧乏で貧乏でしょうがないのに、その苦しみを与えている政党に投票する人もいる。
そういう人たちの事が頭に浮かぶ、非常に滑稽な歌がある。その歌詞を紹介しよう。
本当は曲を聴いてもらわないと、伝わらないんだけどね。
曲名/はらぺこの犬
アルバム名/おかしなお菓子/息子に
原作/今井保之著 手書きの童話集『氷柱』「動物園で」より(アテネ書房)
作詞・作曲/たかはしべん
はらぺこの犬が 食べ物さがして
あちらこちらと 歩いていました
はらぺこの犬は はらぺこでした
いつもいつも はらぺこでした
なんてぼくは ついてないんだろう
はらぺこの犬は つぶやきました
※ ああ飼い主がいたらいいのにな
ああ食べ物がちゃんともらえるのにな
いつだってのら犬は
そんな風に思っていました
雨の日には 小屋の中がいいな
はらぺこの犬は つぶやきました
夏の日には そうめんもいいな
はらぺこの犬は つぶやきました
なんでぼくは ついてないんだろう
公園のすみで 眠っていました
※ くりかえし
ほらニャーンとなきな ニャーンとなきな
誰かの声が 聞こえてきました
パンをあげるぞ みんなあげるぞ
にやにや笑った おじさんでした
はらぺこの犬は おどろきました
はらぺこの犬は ねこではありません
はらぺこの犬は 犬でしたから
いつもはワンとなくのです
はらぺこの犬は はらぺこでしたから
まあいいかと ニャーンとなきました
はらぺこの犬は ニャーンとないて
はらいっぱいの犬になりました
ああうれしいな ああうれしいな
はらぺこの犬はつぶやきました
なんて僕は ついているんだろう
つぶやきながら 眠っていました
はらぺこの犬は パンをもらって
はらいっぱいで 眠っていました
はらぺこの犬が 目を覚ますと
動物園の おりの中でした
にやにや笑ってた おじさんが
おりの前に札をかけました
その札には かかれていました
ネコの声を出す犬です
それからのら犬は おりのなかで
はらいっぱいの犬でした
冷たい風の日も 冷たい雨の日も
あったかいおりの中でした
それからのら犬はおりの中で
ただニャーンとないているのです
※ くりかえし
それからのら犬はおりの中で
ただニャーンとないているのです
ただニャーンとないているのです
死ぬまでずっとないているのです
ただニャーンとないているのです
ただニャーンとないているのです
ただニャーンとないているのです
ただニャーンとないているのです
たかはし べん音楽事務所
私は外見は「はらいっぱいのブタ」です。(笑)
しかし、精神はいつまでもハングリーな犬、気高い犬でありたいと思います。