システムエンジニア40歳定年説
SE(エスイー)と呼ばれる職種がある。システムエンジニアの略で、コンピュータープログラムの開発に携わる人だ。PC系の専門学校や公立はこだて未来大学の卒業生などが幻想をいだく職業の一つだ。一つというよりはもっとも就きたい職業と言えるだろう。
SEの職場の多くはフレックス制という勤務体型を取っていたりする。
一般訳:能力のある人は短時間で給料分の仕事をしてしまえるシステム
加藤訳:1日14時間働かせながら、残業代を支払わなくていいシステム
そのような労働環境であるから、SEの多くは40歳までに
① 身体を壊す
② 精神を壊す
③ 身体と精神を壊す
のいずれかに当てはまる。そもそもパソコンに14時間/日向かっていられるのは20代から30代前半までだろう。ほうっておいても若い人に負けてくる。
この場合は会社にとって都合のいい、「自主退職」が望める。
さらに、退職してもらえれば、新しい身体も精神も健康な若者を採用できる。
このような経営者にとって実にステキなローテーションがすでに完成されている。
未来大の学生がインターンでIT企業に行ってきたという。「40歳以上の人は働いていた?」と聞くと、「そういえば、みんな若かった・・・」と青くなった。
IT企業の求人広告には「平均年齢28歳」などと若い事を売りにしている会社がある。それはある意味当たり前で、逆に言うと、「40歳定年制です。しかも自主退職せざるをえないシステムになっています」という意味なんです。
SEになりたいというアホな幻想を抱いている人に教えてあげたい。
年収600万円 14時間/日労働、週休1日
年収200万円 8時間/日労働、週休2日
どちらが幸せか。
好きな言葉、持ちましょうよ
「好きな言葉は何ですか?」と聞く機会がよくあります。
逆に私が聞かれるといつでも答えられます。
「ピンチをチャンスに変える」
「武士は喰わねど高楊枝」
「会社の発展は社長の器で決まる」
など、まだまだあります。
しかし、考えてみると、経営者だから、座右の銘を持っておきたいのかもしれません。私が聞く相手は経営者ではありません。その80%はこの質問に考え込みます。なかなか出て来ません。無理やり出てきても苦笑してしまう内容だったりします。
自分を支える言葉、一つくらいは持っていて欲しいと、少なくとも私の周りの人には期待しますね。